【 SOSOUSO BLOG 】

作曲家・編曲家・ギターリスト・サウンドプロデューサー テラムラソウがDAW・DTM、音楽機材、DIYなどについてゆるく書くブログ!!

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DTM最強ベース音源TRILIAN VS MODO BASSサンプル音源比較レビュー!!

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テラムラ ( @SO_TERAMURA  ) だよ。

 

今回は

Spectrasonics / TRILIAN
IKMultimedia / MODO BASS 

という2つのおすすめ人気定番ベース音源を紹介、さらにサンプル音源を聴き比べてみたいと思います。

 

 

まずは簡単にそれぞれの音源を紹介!!

さらに詳しい情報は本文下のリンク先、各メーカーオフィシャルサイトでご覧ください!!

Spectrasonics TRILIAN

 

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SPECTRASONICS(スペクトラソニックス)は、1994年にロサンゼルスの作曲家Eric Persingによって設立されたソフトウェア・メーカー。

今回紹介するベース音源『TRILIAN』の他、シンセサイザー音源『Omnisphere』、グルーブ操作が可能なドラム音源『Stylus RMX』などもはや業界標準といえるソフト音源を販売。

他の追従を許さないクオリティの高いサウンドは、トップチャート、映画音楽など今日の音楽シーンにおいて、必要不可欠な存在になっている。

『TRILIAN』はベストセラーベース音源『Trilogy』(2002年発売)の後継機として2009年に発売。
数十種類ものアコースティックベース、エレクトリックベース、ウッドベースさらにシンセベースもビンテージから最新機種まで多数を揃え、
フィンガー、ピック、スラップ、タップ、ミュートなど様々な奏法や多彩なアーティキュレーションを収録。

総容量34GB(Trilogyの10倍!!)という圧巻の巨大サンプルライブラリ(ただ数が多いというだけではなくひとつひとつのパッチがプロユースに耐えうる高いクオリティ)
を携え、発売以降ベース音源の頂点に君臨しつづけているプロ定番のベース音源。

 

エレクトリック・ベースの収録音源は
・Music Man Studio Bass(5弦)
Fender Jazz Bass
・Epiphone Retro 60’s Bass、
・Hardcore Rock 5-string
・Lakland Rock P-Bass
・Chapman Stick

 

この他にもウッドベース、アコースティックベース、フレットレスベース、

さらに333種類のシンセ・ベースや、リマスター・強化されたTrilogyの音源も収録。

Nomad Factoryなどの手による高品位なエフェクトを32種類も装備。

 


IKMultimedia MODO BASS

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IK Multimediaは、イタリア・モデナに本社を置く高品質な音源やオーディオソフトを開発するメーカー。『Sample Tank』や『AmpliTube』その他iPhoneiPadなどのデバイスで動作するアプリケーションやユニークなアクセサリを開発している。

MODO BASS』はヨーロッパ最古の大学の1つでもあるパドヴァ大学と、ギター・アンプやエフェクターのアナログ・モデリング技術で着実に実績を重ねてきたIKとの8年間にも及ぶ共同研究開発を経て2016年11月に発売。

かつてないほどリアリスティックなベース・トラック作成を実現してくれる、業界初のフィジカル・モデリング・エレクトリック・ベース音源。
従来の音源ソフトのようなサンプルベース(予め記録されたデータを鳴らしている)のインストゥルメントではなく、サウンドを形成するあらゆる側面、例えばボディの材質、弦、ピックアップ、ワイヤリング、奏法、アンプやエフェクト、それぞれの相互作用などの物理モデルを基に、そのサウンドがリアルタイムにシンセシス(音響合成)される。

たとえ演奏に用いるMIDIデータがまったく同じであっても、そのサウンドはリアルタイムにシンセシスされる為、毎回毎回同じデータが再生される訳ではなく、毎回微妙に異なるニュアンスで太く芯のある心地よいサウンドが演奏される。

 

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エレキベースの種類は12種類、

・60s P-Bass 【Fender Precision Bass アルダーボディ】
・70s P-Bass 【Fender Precision Bass アッシュボディ】
・70s J-Bass 【Fender Jazz Bass アルダーボディ】
・Modern J-Bass 【Fender Jazz Bass アルダーボディ】
・Devil Bass 【Gibson EB-0】
・BassMan 5 【Music Man StingRay 5-string】
・Rick n' Bass 【Riclenbacker 4003】
・Studio Bass 【Yamaha TRB5P】
・VIolin Bass 【Hofner Violin】
・Thunder Bass 【Gibson Thunderbird
・Japan Bass 【Ibanez Soundgear】
・Flame Bass 【Warwick Streamer】

時代や音楽ジャンルを象徴する代表的なベースをモデリング
それぞれフィンガー、スラップ、ピックの3奏法、演奏する手の位置、指で弾く強さやピックの厚さ、ピックアップ(20種類)、弦の数、スケール(長さ)、チューニング、ゲージ、弦の巻き方や古さまでもがモデリングされており設定が可能。

また、同社のAmpliTubeから採られたソリッド・ステートと真空管の2種類のアンプ、7種類のストンプボックスエフェクター)も選択可能。



サンプル音源聴き比べ

・FUNK系の細かいフレーズのパターン

・同音連打の8ビートのパターン

(8ビートが海外では通じない和製英語だと最近知りました。。。)

2種類作成し、
各パターンそれぞれTRILIANとMODO BASSから4本ずつ、
計8本のベースのデータをアップロードしました。

 

どちらのソフトも内部のエフェクトは全てOFFにしDAW側で薄くコンプのみ掛けてます。

 

音源は単体で聞いたときに良くてもアンサンブルの中に入ると埋もれたり、主張しすぎたりすることもありますし、逆に単体ではパッとしなくてもアンサンブルの中で聴くと程よく混ざる事があります。

それを踏まえて今回のサンプル音源は、

前半はベースとドラムのみ、

後半からウワものを足しています。

アンサンブルの中でどのようにサウンドするかという参考イメージになればと思います。

では聴いてみましょう!!

 

TRILIAN VS MODO BASS - FUNK

 

TRILIAN VS MODO BASS - ROCK

 

両者を聴き比べてみて

サウンド

好みや楽曲によって求めるサウンドも当然異なってきますので一概には言えないのですが、ベースの大きな役割のひとつ、アンサンブルのボトム(低域)をしっかりと支えるという点について考えると、太く豊かで重心の低い音のTRILIANに軍配が上がると思います。もちろん単に太ければよいということでもなくアンサンブルに溶け込みながらも芯のあるサウンドが必要です。

MODO BASSはTRILIANに比べると鳴っている音の帯域がやや高く感じますが、

ベース定番プラグインWAVES Renaissance Bass、MaxxBassなどのベースエンハンサー(倍音を付加し低域を増幅する)を掛けたり調整すればさらによい感じになりそうです。(これについては近日別記事で書く予定です。)

 

同音連打について

ベースのフレーズでは同音連打の頻度は高く、重要な部分です。

"俗にいう『マシンガンサウンド』"、つまりリアルなベースの演奏とはかけ離れた不自然なサウンドになってしまうような音源は実用性が低いと言わざるを得ないでしょう。

しかし、弾くたびに(同じ音程でも)サンプルが入れ替わる「ラウンド・ロビン」仕様のTRILIAN、

フィジカルモデリングによりリアルタイムに音響合成するMODO BASS、

どちらもアンサンブルの中ではもちろん、単体で聴いても違和感なく自然な同音連打のサウンドを実現しています。

ただリアルさを追求するという意味では弦のビビり具合なども再現してしまうMODO BASSのほうがややリードしていると思います。

またMODO BASSは押さえる弦を指定することが可能、異弦同音(同じ音程の違うポジション/たとえば4弦5Fと3弦開放など)でも音が異なります。

 

スライドについて

両者ともに様々な奏法・アーティキュレーションを網羅していますがTRILIANはスライドの自由度が低いことが個人的には唯一の弱点だと以前から思ってます。

MODO BASSはスライド含めかなりプレイの自由度、表現力が高くもはやできないことはないのかもしれません。凄いです。

 

スラップについて

普段あまりスラップを入れる曲を作る頻度は低いのですがスラップサウンドについてははっきりとTRILIANのほうが優位に立っていると感じました。 

 

価格

TRILIANは以前3万5千円程でしたが現在はだいぶお求め安くなりUSB版だと2万5千円程で購入可能です。

MODO BASSはクロスグレード版(IKオンラインストアでの通常価格が€99.99以上の製品、ソフトウェアまたはハードウェアをご登録のユーザーの方が対象)だと¥27800、通常版は¥42660です。

 

バリエーション

コンセプトが違うといえばそれまでですがTRILIANはエレキベースのほかウッドベース、アコースティックベース、フレットレスベース、シンセベースを収録しています。

MODO BASSはエレキベースのみです。

 

操作性

どちらも一般的なキースイッチやMIDI CCでのコントロールは必要になりますが特殊な事をやろうとしなければ慣れの範疇で特に難しいことはないと思います。

TRILIANはUI(ユーザーインターフェース)のデザインが高級家具みたいで好きなんだけどパッと見の初見だったらMODO BASSのほうが直感的に分かりやすいかも。

 

容量・読み込み

Amazonのレビューで『DVD何枚入ってるんですか・・・』

と書かれてしまうTRILIANは前述の通り巨大なコアライブラリが34GBもあります(ちなみにDVD版だと5枚です)、MODO BASSはライブラリを持たないので180MB程度ですので190倍くらい容量が異なります。

PCの空き容量があまりないとTRILIANのインストールは躊躇してしまうかもしれませんしインストールに時間もかかります。

パッチの切り替え(読み込み)についてはTRILIANはライブラリの場所をHDDからSSDにしてからだいぶ読み込みが速くなりましたがそれでも3秒~はかかります。(HDDのときは数十秒かかってました)一方、MODOBASSは1秒以下で切り替えられます。
 

まとめ

巨大サンプルライブラリを携え圧倒的な音質を誇るTRILIAN、

それに対し7年後発、フィジカルモデリングという新たなテクノロジーで従来では実現できなかったプレイの自由度・表現力を獲得したMODO BASS。

両者ともに得意・不得意がありますが共に音楽的で素晴らしい音源です。

MODO BASSはこれからさらにバージョンアップしていくでしょう。

個人的にはTRILIAN2の発売も期待したいです。

誰でもいつでも手軽に素晴らしい音を出せる音源には計り知れないメリットがあります。

最高のベース音源をお探しの方はSpectrasonics / TRILIAN、IKMultimedia / MODO BASS を試してみてはいかがでしょうか!?

ではまた!!

 

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